
骨盤矯正とは、骨盤の歪みや傾きを正しい位置に戻す施術・運動療法のことです。
骨盤は体の中心にあり、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たします。
そのため歪みがあると、さまざまな影響が出る可能性があります。
それでは、どんな影響があるのか説明していきますね。
骨盤の歪みが引き起こす可能性がある症状
●腰痛、坐骨神経痛
●肩こり、背中の張り
●猫背や姿勢不良
●冷え・むくみ(血流やリンパの循環が悪化するため)
●下腹のぽっこり(内臓の位置がずれるため)
原因となる要素
●長時間のデスクワークや座り方の癖
●妊娠・出産によるホルモンや靭帯の変化
●運動不足や筋力のアンバランス
●同じ側で荷物を持つ・足を組む癖
こういった原因を元に前に説明した影響を及ぼしていきます。
歪みの原因により、色々なタイプに分かれます。
下の画像を見てもらうとわかりますが、前後左右の傾き、捻れ、開きです。
骨盤は、脊椎・股関節・体幹・下肢の動きを支える中枢の構造物です。
そのため、骨盤の歪みや不安定性は、全身のバイオメカニクスに波及しやすいです。
では、これまでを含め、骨盤矯正の重要性について説明していきますね。
骨盤矯正はなぜ重要なのか?
脊柱のバランスを保つ
仙骨と腰椎のアライメントが崩れると、姿勢の乱れや椎間板へ負担が増加するので、バランスを保つ必要がある。
股関節の可動域に影響
骨盤の前傾・後傾は、股関節屈伸の力学的パターンに影響があるので、必要である。
体幹の安定性に寄与
腹横筋・多裂筋と連携し、インナーユニットの機能性を支える働きがあるので必要である。
神経・血流・リンパの通り道
歪みにより神経圧迫や循環障害を引き起こす可能性があるため、必要である。
これらの必要性から、骨盤矯正の大事さはわかっていただけると思います。

骨盤矯正がもたらす臨床的メリット
姿勢改善
骨盤角度を調整することで、身体全体の直立性が向上することにより、猫背や反り腰の抑制につながる。
疼痛軽減
アライメント改善により筋膜・靭帯の負荷を軽減することにより、腰痛や股関節痛を緩和する。
動作効率化
左右の荷重バランスが整うことで運動パターンが最適化し、歩行・立位・動作の安定性を向上させる。
産後ケア
出産に伴う靭帯のゆるみや骨盤の開きを矯正することにより、骨盤底筋の回復と内臓を正しい位置へと導きます。
内臓機能への影響
骨盤矯正によって内臓圧迫が軽減される可能性があり、消化・便秘・冷えの改善に繋がった例もあります。

まとめ
以上のことから、骨盤のバランスを整えることの重要性がわかっていただけたかと思います。
当院でも、骨盤矯正を自費施術として行っております。
ぜひ試してみてください。
わからないことがありましたら当院にご相談ください。