鵞足炎(がそくえん)【原因と対処法】

鵞足炎ってご存知ですか？

スポーツをされてる方で、膝の痛みを訴えだしたら、鵞足炎を疑ってみては？

では、鵞足炎について説明していきますね。

そもそも鵞足(がそく)とは、膝の下5cmくらいの脛骨と呼ばれる骨の内側に位置する場所で、

縫工筋(ほうこうきん)、
薄筋(はっきん)、

半腱様筋(はんけんようきん)が付着する場所です。

その付着部周囲の炎症を鵞足炎(がそくえん)といいます。

長時間のランニングや、ジャンプ、スクワットなどの屈伸運動で負荷がかかりすぎると、

上記の筋肉により鵞足部やその周辺の組織に炎症が起きます。

つまりは、オーバーユース(使いすぎ)が原因となるわけです。

特に膝の前面や内側で痛みが強く、腫れが見られることが多いようです。

膝の可動域が制限され、特に伸ばす動作が難しくなることがあります。

膝が温かく感じることがあります。

膝の周りが硬くなり、動かすと痛みが増すことがあります。 

膝の皮膚が赤くなったり、腫れがひどくなると、その部分が暗くなることがあります。

痛みがある場合は、膝を使わない(運動を休む)ことで炎症を和らげます。

膝を冷やすことで痛みと腫れを軽減します。

筋肉を柔軟に保つために、適度なストレッチを行うことで、付着部の負担を減らします。

症状が続く場合は、病院や整骨院で診察、治療を受けましょう。

必要に応じて、物理療法や薬物療法が行われることがあります。

超音波治療も有効です。

ランニングやジャンプなどの反復運動により炎症がおきてしまう鵞足炎(がそくえん)、

痛みが続く場合は、運動を控え適切な治療を受けてください。

わからないことがありましたら当院にご相談ください。